みんなだけが得られるもの!
Oct 28, 2025
こんにちは!
お元気ですか?もうすぐハロウィンですね。ハロウィンパーティーなどには参加しますか?ハロウィンはAlexが大好きな行事の一つで、これまでにも色々な思い出があります!不思議な格好に仮装したJeffの姿を見たことある人も多いでしょう!笑 普段はとても思慮深いAlexやバンドメンバーたちも、楽しむ時は思いっきり楽しむのです!
そんなAlexたちですが、ここ数週間はずっとスタジオ作業が続いていて、新しい音楽が生まれています!Alexがプロジェクトやアルバムの構想をどう練っているか、そのプロセス、そして新曲についても触れていたので、ぜひ今回のSubstackリキャップ動画をお楽しみ下さい!
そして!!!もう見たかと思いますが、復活版・旋盤カットレコード抽選会が再び戻ってくると発表しました!これは私たち独自の文化であり、今こそ、それをお祝いしたいと思っています!Jeffの言葉をそのまま日本語にしてお伝えしますので、ご覧ください↓↓
Jeffからの便り
Alexと僕はいつも、みんなと一緒に自分たちの文化を創り上げることに情熱を注いできた。でも2023年以降、残念ながらいくつかの活動を一時中断せざるを得なかった理由が二つある。ひとつはAlexの心臓手術、もうひとつは彼がSubstackでも書いてきた通り、自分たちの周りを整理する必要があったから。 もし、君が2023年以降に「The Club」に参加してくれたなら、これは君のためのものだよ!
復活レコード
「Winter Is Coming In」
限定175枚のうち、残りわずか8枚!
AlexのSNSでもシェアされた通り、2022年11月に175枚限定でリリースされたこの「Winter Is Coming In」は、非常に希少な旋盤カットレコードで、発売直後に即完売となり、多くの人が手に入れられなかったと話題になった。
復活レコード抽選会について:
この復活レコード抽選会を再び開くことができてとても嬉しいよ!これまでに発売し、すでにしばらく完売となっていた旋盤カットレコードの中から、極少数の「安全確保用(サンプル)」として残していたコピーを、皆に手に取ってもらえる機会を設けるためなんだ!
この復活版のLPは再プレスじゃないよ。すべてが手作業で番号付き、初回限定で制作されたもので(100〜200枚限定)、再版の予定は一切ない。
この仕組みは、発送中に事故があった場合に備えて数枚を保管していたのが始まりなんだ。実際、郵送のトラブルには日々悩まされていて、せっかく手にした限定盤が破損して届くなんて…あってはならないことだからね。だから全体の5〜10%を手元に残しておいたんだ。
だから、限定盤やコレクターズアイテムが好きな人には朗報だよ!この復活版レコードは今後も年内にいくつか「ポップアップ・オープン」を予定しているから、もしこの特別な機会をきっかけに「The Club」に参加したなら、きっとワクワクする一年になるよ!
もし発売当時に手に入れられなかったり、最近僕たちのコミュニティに加わったなら、今が最後のチャンスだよ。残り8枚!
🎧 今聴いている音楽
I See A Darkness - Anna Calvi / Perfume Genius
金曜の朝、新譜をチェックするのが長年の習慣なんだけど、その中で特に心を掴まれたのがこの曲だった。毎日のように新しい音楽が溢れている中で、心に残るものと出会える瞬間はまるで神聖な儀式のようだ。音楽って本当に世界でいちばん美しいものだと思う。
「I See A Darkness」は名曲であるだけでなく、僕の心の中でも特別な意味を持っている。作者はWill Oldham (Bonnie Prince Billy)。そしてあのジョニー・キャッシュをはじめ、数々のアーティストがカバーしている。
2012年の夏、Alexの特別なプロジェクトを録音していた時に、彼がこの曲をカバーしようと提案してきた。最初に聴いたときは正直ピンと来なかったんだけど、ある一節を聴いた瞬間に胸が崩れ落ちたように涙が溢れたんだ。
Well I hope that someday, buddy
We have peace in our lives
Together or apart
Alone or with our wives
That we can stop our whoring
And pull the smiles inside
And light it up forever
And never go to sleep
My best unbeaten brother
This isn't all I see
(いつか願わくば、友よ
お互いの人生が平和であるように
一緒でも 離れていても
一人でも 誰かと一緒でも
虚しい快楽に身を任せるのをやめ
心の底から微笑んで
永遠に光を灯し
もう眠りにつかないように
我が最愛の、負け知らずの兄弟よ
僕の目には、これだけじゃない世界が見えているんだ)
この言葉が魂の奥深くに響いて、曲の印象が一瞬で変わったんだ。それ以来13年経った今でも、僕にとって聴くのがつらい曲のひとつだよ。
この曲はYour Favorite Enemiesのアルバム『Vague Souvenir』に収録され、永遠に刻まれている。
📖 今週心に残った読みもの
Winter Is Coming In – セルフライナーノーツ by Alex (2020)
僕は歌詞において、作詞メソッドなるものを持っていない。あえて言うなら、たとえ下書きだったとしても、作詞用のノートに加える前に、曲のボディが十分に出来上がっていないといけないってことかな。何度も何度も書き直しが必要な感情はあまり信頼できないんだ。正しい言葉を探したり、どうやったらもっと正直に自分を表現できるかって考えることについてじゃないよ。(それは”ライブ”用の作詞セッションだね)僕の中で感情のソース(源)となるものを見つけることについて。それがすぐに見つからなくても、無理に探そうとはしない。けど時々、その源を見つけられないことが頭から離れなくなる。そして「Winter Is Coming In」は、そう言う曲の一つだった...
僕は”本物であること”に取りつかれていたんだ。正直になるために必要な意識、贖いの本質、自由でいる意味、悔恨、告白、希望と真実の違いに...。1日に5回、祈りの呼びかけを聞きながら、死の床にいた父の笑顔を思い出した。神がかった牧師さんが奇跡を起こして癒してくれると信じていた父。僕はそれを見て、自分の信仰に残っているものは何だろうかと考えたよ。だから、僕は言葉を綴った。書いては破り、また書き始めた...唯一、毎回戻ってくる言葉は“I have lost my senses”(僕は感覚を失った)だった。きっと、実際そうだったからだと思う。やがて、源を見つけられず、エネルギーも消耗してしまったから、書くのを止め、ただ街を観察し、耳を傾けた。
ちょうどこの時期にある友人がメッセージを送ってきてくれたんだ。しばらく話をしていないけれど、大丈夫か。話し相手が必要であれば、いつでも聞くよ、と。人生の大半を費やしてきた静まらない嵐と直面するのは、さぞ難しいことだろうってね。そして最後に”冬の終わりがあなたにも来ると言いたいけれど、今は冬だけが唯一、あなたにとって納得のいくものみたいに感じる”と書いて締めくくったんだ。不意をつかれたよ。僕はプライベートな人間で、他人が僕に”触れられる”ほど近くに来るのを許すのは稀だ。彼女からのメッセージにどう反応して良いのか分からなかった...心を侵害されたと感じるべきだろうか?支えられてると感じるべきか?愛されていると感じるべきか?同情されてると感じるべきか?タンジェに来た理由は、こういう個人的な質問や考えを避けるためじゃなかったか?
「Winter Is Coming In」が再び僕の中で鳴り響くようになったのは、その後、数日してからだった。書き綴った言葉が、その友人への答えになるだろうことを、あまり考えすぎないように作詞をした。
残りの歌詞はスラスラと出てきた。喜んで正直になろうと思えたから。僕は”触れられたかった”んだ。混乱しても良いのだと。怒っても、迷っても、惨めになっても良いんだ、と。僕は一日中、夜になっても書き綴った。再び正直になって、めちゃくちゃだった子供の頃について、繰り返し犠牲となった暴行について、親密な関係を築けない性質について、苦しみ、鬱、共に生きることを学んだ深い悲しみ、自らの命を奪おうという考えを抱いたことについて...それは、もはや告白や信仰のコンセプトの理解についてではなく、これまでたった独りで沈黙の中に抱えていた負担を、言葉に背負ってもらうことについてだった...
そして、今まで一度だって、真実を見つけることについてじゃなかったんだと気づいた。そうではなく、欠けているものに意味を見出すことについて。まるで、自分の言い訳や理由の暗闇の中、あまりにも長い時間を過ごしたことで、鬱病さえ自己保存となり、届いたかもしれない光も、そんなものは来ないと否定していたんだ。
📸 今週の1枚
僕たちが2021年に購入したブティックホテル「La Maison de Tanger」は、これまで多くの人々の家のような場所であり、文化と魂、そして人間性がその中心にある場所。そして、もちろん、ハロウィンもその一部!

ほらね?言った通り、ハロウィンはただのイベントではなく“生き方”そのものなんだ!もし来年、異国の地でハロウィンを過ごしたいなら、ぜひここへ。いつでも大歓迎だよ!
お互いに寛容になろう!
君の友人でありチーフオペレーター,
Jeff
PS:この僕らの文化のお祝いの続きを、来週の限定メールで完成させるね!
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