Alexよりメッセージ
May 28, 2020
"僕の新しいコミュニティへのオープンな招待"
親愛なる友人、愛すべき人たちへ
今現在、直面している状況の中、みんなが元気にしていると良いな。3月半ば頃から今まで、なんだか色々なことが、あっという間に起きたのを考えると怖いくらいだ…ものすごい時間が経ったかのように感じるけど、”たった”数週間だよ。(たとえ酷い状況でもね)そして今、僕を悩ませるのは、あまりにも色々なことがあっという間に過ぎると感じる中で、僕らは再び光の中へと戻るよう招待されている…それが僕らそれぞれにとって、どんな意味でも。
この騒ぎの時期に、色々なことを考えたよ。自分のレーベルの本部に親友たちと”自宅隔離”できる数少ないラッキーな人間の一人だからってだけでなく、人として、アーティストとして、独立した実業家として、素晴らしい変換の時期にいると感じたんだ。まるで望遠鏡の視野が広がったかのようにね。そして、もっと人との繋がりを感じたいと思ったんだ。かつて日々過ごす中でぼやけた動きのように感じていたものを、たった一瞬だったとしても、みんなと分かち合うための生き生きとしたものにしたいってね。
パンデミックが始まってから”みんな一緒だ”とか”きっと大丈夫さ”とか、”結束して強くなろう”みたいなスローガンがそこら中に溢れているのは、なんだか変な感じだよ…そのどれも、正直、僕の心には響かなかった…もしかしたら、僕がエンタメという掴みにくい世界に生きているからかもしれない。もしかしたら、僕がレーベルのクリエイティブな部分を導いている人間だからかもしれない。だからこそ、スローガンを作ることがどんなことか分かるし、またはシンプルにこれから18ヶ月経った時の生活が、以前とあまり変わらない、計算されまくった自分撮りとプラスチックな幸せでできた自己満足の世界のままだろうと分かっているからかもしれない。それは人間の性だ。こんなことを考えるのが僕で、ほぼ4年前に”消えよう”と思ってタンジェへ向かってから、今でも戦い続けている僕自身だ。僕は周りの人たちの優しい愛情と忍耐によって、また生まれ変わることができた。
北アフリカを去って、バージニアに落ち着いてから、自分の個人的・創造的な人生について、僕は今でも夢を見続けているからこそ、人との繋がりというものが自分にとってどれだけ重要なことか、他の人たちにとっても、それがどれだけ大事であるかに気づいたんだ。だから、僕はJeffと話をした。彼は僕の親友であり、ブラザーであり、“Hopeful Tragedy Records”のビジネスパートナーであり、長年やってきたバンド“Your Favorite Enemies”と新たに始めた“The Long Shadows”のギタリストでもある。Jeffと一緒に、ここ10年ほど僕らのクリエイティブな宇宙であり続けたファンクラブSecret Family Cult Club (SFCC)について、再定義しようってことになったんだ。
この会話によって、今現在の僕ら自身として(個人としても、アーティストとしても)、何をしたいのか、自分でもはっきりと理解できた気がする。既存のソーシャルメディア・プラットフォームとは違った方法で繋がれる場所を探している人たちとより近い関係を築きたいんだ。僕らのプロジェクトについて、その背景なども交えてシェアしたり、より深い関わりを築いたり、家へと戻らせてくれるような場所にね。特に、僕はもうすぐThe Long Shadowsとセカンド・ソロアルバムの制作を始めようと思っているから…
その結果、型破りなブラザーデュオの一人であり、人が大好きで、情熱を持って意見を述べるJeffが、SFCCコミュニティのホスト(管理人、主催者)となり、僕らの活動のあらゆる側面において、みんなを導いていくよ。それが僕のソロプロジェクトであろうと、The Long ShadowsとのコラボレーションやYour Favorite Enemiesとしての活動でもね。Jeffが扉を開いて、みんなに舞台裏や、楽曲デモ、追加歌詞、オルタナティブ・アートワークや、旋盤加工技術を用いてカットしたレコードやシルクスクリーン印刷ポスターの制作背景などについてシェアしていくよ!
そのためにコミュニティの在り方を大きく変えようと思ってる。それについては、またすぐに知らせるよ!
親愛なる友人、愛すべきみんな、どうか安全にね。
愛を込めて
Alex