Alexからの美しく人生を祝う新しい贈り物!
Apr 29, 2025
やぁ,
元気かい?今は土曜日の正午近く。肌寒く、雨が降るつまらない1日だよ。北米の4月が大体いつもそうなようにね!世界がどんどんおかしくなっているように感じるから、今はThe Clashを聴いてる。良いメッセージが必要なんだ。自分が頼れるものや、喜び、笑いや笑顔をもたらしてくれるものや、座ってるけど踊りたくなっちゃうような感覚を与えてくれるものが必要なんだ!そうさ、音楽を聴くことは、信仰の行為にもなる!!!
先週はAlexや彼に近しい人たちにとって、難しい1週間だった。僕らは、ソウルフルで、美しくて、パワフルで生命力に満ちたものを創るためにエネルギーを注ぐのと、自宅の壁が思い出とともに壊されていく中でリモートワークしているAlexとの細い線の上を歩いていた。Alexにとっては、この家に宿った魂や精神が引き裂かれているような感じ。Alexは今、積み重なった悲劇の中にいて、難しい選択をしている。どれくらいの予算で、どのくらいの期間、何を壊すべきなのか、暖房機能を変えて、水道システムを変えて、などなど…それは更なる不安を満たしていくだけだ。
だから僕は、1週間フルで午後と夜をスタジオで過ごし(朝は他の仕事をしているんだ。レコードプレス工場、La Maison de Tanger、レーベル関係者とのミーティングなど)、音を追求して、弦をたどり、自分たちよりも大きく感じる曲の中で、自分を見失い、また見つけるということを繰り返したあとの昨日。
まさにその最中ー古いアンプの静的なハム音と最後の音の消えゆくエコーの間のどこかでー日中、Alexから何の知らせも受け取っていないことに気づいて、心配になった。だから、たとえ教会大広間のリハーサルルームが携帯禁止でも、Alexに電話したんだ。そしたら、『A Nightfall Ritual』の旅に参加してくれた人たちみんなへのオーディオメッセージを録音してたんだって言った!
自宅が壊されていく中で、たくさんのオーディオメッセージを録音するというタスクを始めたと聞いて、僕は複雑な気持ちになった。僕の最初の思いは、ブラザー!1つのジェネリックなメッセージを録音して、それをみんなに送ったらどうだい?というものだった。でも、そのすぐ後に、僕の怒りを悟られずに、そんな質問をどうやってしたらいいんだ?というものだった。時に、最も真実なことこそ、最も言葉にするのが難しい。だから、しばらく沈黙することにした。大切すぎて言葉にすることすらできない思い出に浸るように。
でも思い直したんだー言わなきゃ!って。Alexは自分の体を大事にしなきゃいけないのに、このタスクは重すぎる!だから、やんわりと聞いたんだよ。というか、そうできてたら良いんだけど!
そしたら、落ち着いた声でAlexが話した。大声を上げるわけでもなく。ただシンプルに。自分の言葉の重さをよく知っているときの語り口調でこう言ったんだ:
「だってそれが僕のなりたい自分だから!」
それだけだった。
スピーチもなく。
哲学的な説明もない。
ただの一瞬。重くて、同時に美しい瞬間。僕はアホみたいに何と言ったら良いのか分からなかった。これまでに何度もあったように、Alexを守らなきゃって感じるシチュエーションで、実際には逆のことをして、僕らが生み出せる最も美しいもの=愛、の邪魔をしていたんだ!
この会話は、ギターをケースにしまった後も、電気を消して、ベッドに横たわったあとも、自分の中に残っていた。そして、おそらく、気づかないうちに、この瞬間はより大きなものへと育っていったんだ。
この会話は、僕が彼に聞きたい質問へと発展した。それは、プロモーションとか感謝とか宣伝とかとは全く関係なく、この美しい旅に参加した人たち(その度合いに関係なく)とAlexとを結ぶものについて、何かより深いものについてなんだ!
というわけで、僕が質問を送ったあとにAlexが送ってきたのがこれだよー
修正なし。
完璧でもない。
けど美しく、ありのままのAlex。
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僕らと一緒に少し深い場所まで歩いてくれて、ありがとう。
音楽を通して、その間にある空間で、僕らに出会ってくれてありがとう。
意味のない瞬間なんてない。あるのは分かち合うものだけ。
君のガイドでありチーフオペレーター,
Jeff
PS:Alexがとても大事なものについて話したから…僕が君なら、これからメール受信フォルダに注目しておくな…!